2010/05/25

「5月30日開催!!都条例改正問題 最前線!」

来る5月30日に、くりした善行民主党都議会議員が、青少年健全育成条例改正問題についてのイベントを行う事になりました。また、同日秋葉原にて街頭演説を行うとの事です。
ここに告知転載させていただきます。

◆街頭演説会@秋葉原
「都条例改正及び規制問題に関して意見を述べる会」


時間16:00~17:00
会場:秋葉原電気街口(UDX側)

青少年健全育成条例改正における大きなターニングポイントとなる6月定例会を目前に、秋葉原駅前にてこの問題についての周知、そして意見を述べる街頭演説会を開催いたします。
できる限り多くの参加者の方々にお集まりいただき、条例改正に対する意思を表明いただけるようお願いいたします。


◆イベント
「5月30日開催!!都条例改正問題 最前線!」
主催:民主党千代田区支部
協力:コンテンツ文化研究会

時間:18:30~21:00
会場:千代田区立内幸町ホール
料金:無料

東京都青少年健全育成条例改正問題について、青少年条例プロジェクトチーム所属議員とこの問題に取り組む有識者を交え最新動向とこの問題について語るパネルディスカッションを行います。
国会議員も多数出席し、条例改正問題に関連する国の動きについてもご報告する予定です。

<参加予定>
■都議会議員
青少年条例プロジェクトチーム所属
・伊藤まさき 総務委員会 副委員長
・松下玲子
・吉田康一郎
・西沢けいた
・くりした善行

■ゲスト
社会学者 宮台真司
漫画家 里中満智子(交渉中)

■国会議員
海江田万里 衆議院議員
山花郁夫 衆議院議員
蓮舫 参議院議員
小川敏夫 参議院議員

※その他のゲストも随時追加予定です。

2010/05/10

『どうする!? どうなる?都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える』 告知のお知らせ。

東京都青少年健全育成条例改正を考える会主催、コンテンツ文化研究会協力で、東京都青少年健全育成条例改正問題に関する集会を開催いたします。

定員数を超えた場合には立ち見になりますので、予めご了承ください。

『どうする!?どうなる?都条例ーー非実在青少年とケータイ規制を考える』

<主催者>
「東京都青少年健全育成条例改正を考える会」
【代表者:藤本由香里(明治大学准教授)・山口貴士(弁護士・リンク総合法律事務所)】

<協賛>
「全国同人誌即売会連絡会」

<協力>
「コンテンツ文化研究会」

<日時>
2010年5月17日 18:30~21:00
※途中入退場は自由です。

<場所>
豊島公会堂(定員800名)

<アクセス>
東京都豊島区東池袋1-19-1
池袋駅東口下車徒歩約五分

http://www.toshima-mirai.jp/center/a_koukai/#01

<料金>
無料

2010/05/08

「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」へのパブリックコメント(〆切り5月12日)

 すでにご存知の方も多いでしょうが、「第3次男女共同参画基本計画(中間整理)」にて、児童ポルノ禁止法などによるマンガやアニメ、ゲームなどへの規制の提案が盛り込まれています。

「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」について
より抜粋

・第8分野 女性に対するあらゆる暴力の根絶
P38
③ 児童ポルノの根絶に向けて、(略)児童ポルノ法の見直しや写真・映像と同程度に写実的な漫画・コンピュータグラフィックスによるものの規制の在り方について検討する。

P40 
8 メディアにおける性・暴力表現への対応
(2) 具体的な取組
④ メディア産業の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進、DVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。

・第12分野「メディアにおける男女共同参画の推進」
P52
Ⅱ 今後の目標
また、女性や子どもをもっぱら性的ないしは暴力行為の対象としたメディアの表現は、それ自体が「人権侵害」であるという観点から啓発を行うとともに、メディア側の自主規制等の対策を働きかける。

P53
⑤ メディア業界の性・暴力表現の規制に係る自主的取組の促進やDVDやビデオ、パソコンゲーム等バーチャルな分野における性・暴力表現の規制を含めた対策の在り方を検討する。


 今回の第3次男女共同参画基本計画の特徴は、「できる限り具体的な数値目標やスケジュールを明確に設定した上で、その達成状況について定期的にフォローアップを行う」とあり、実効性に重きを置いている点です。第1部基本的考え方 P2

 これが閣議決定されると今後、国を挙げての規制への動きが加速し、非常に問題だと思われます。
現在パブリックコメントが募集されており、意見を送ることが重要でしょう。

送り先:
「第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)」に関する意見募集について

2.意見募集期間(意見募集開始日及び終了日)
 平成22年4月16日(金)~平成22年5月12日(水)

・「II-8.女性に対するあらゆる暴力の根絶」意見募集メールフォーム
・「II-12. メディアにおける男女共同参画の推進」意見募集メールフォーム


 なお女性差別撤廃条約には、北京宣言及び北京行動綱領の遵守が求められており、仮にメディアを規制するにしても、「表現の自由に矛盾しない範囲内で」、という条件がついています。
したがってメディア規制法を本計画に盛り込むのは、この行動要綱違反に当たります。
 第3次男女共同参画基本計画においても、北京行動綱領の遵守が盛り込まれています。


・女子差別撤廃委員会(CEDAW)第44回の最終報告より抜粋

 北京宣言及び行動綱領
 55. 委員会は加盟国に対し、本条約における 義務の履行に際し、本条約の規定を補強する北京宣言 及び行動綱領を引き続き利用することを強く勧める。
 また、委員会は加盟国に対し、次回の報告書に直ちに 情報を含めるよう要請する。


・第14 分野「国際規範の尊重と国際社会の『平等・開発・平和』への貢献」
 施策の基本的方向と具体的な取組
 1 国際的協調:条約等の積極的遵守・国内施策における実行・国内への周知
 (1) 施策の基本的方向
 今後とも、女子差別撤廃条約を始めとする男女共同参画に関連の深い各種条約、「北京宣言及び北京行動綱領」(略)、女性の地位向上のための国際規範・基準を周知徹底するとともに、積極的に国内施策において実行するよう努める。

その北京宣言動綱領は以下の通り。

北京宣言行動綱領 第Ⅳ章 戦略目標及び行動
戦略目標J.1.
「メディア及び新たな通信技術における,またそれらを通じた表現及び意思決定への女性の参加とアクセスを高めること」
取るべき行動
240. 国内及び国際メディア・システムにより:
 メディア及び国際的通信システムによるバランスのとれた多様な女性描写を促進し,製作及び意思決定への女性及び男性の一層の参加を促進する,自主規制を含む規制の仕組みを,表現の自由と矛盾しない範囲で開発すること。

戦略目標J.2.
「メディアにおけるバランスがとれ,固定観念にとらわれない女性の描写を促進すること」
取るべき行動
243.  表現の自由に矛盾しない範囲で,政府及び国際機関により:
(f)  メディアにおけるポルノグラフィ及び女性や子どもへの暴力の描写に対し,適切な立法を含め,効果的な施策を講じ,又はそのような施策を開始すること。

244.  マスメディア及び広告機関により:
(a)  固定観念にとらわれない女性像の描写を促進するために,表現の自由に矛盾しない範囲で,職業上の指針及び行動規範その他の形の自主規制を開発すること。
(b)  広告を含むメディアにおける女性関連の暴力的,屈辱的又はポルノグラフィ的な題材に対処する職業上の指針及び行動規範を,表現の自由に矛盾しない範囲で設けること。


参考リンク:
弁護士山口貴士大いに語る
「『第3次男女共同参画基本計画策定に向けて(中間整理)』に対するパブリックコメント」

2010/05/02

コミティア92にてイベント本を再版致します

コンテンツ文化研究会では、来るコミティア92にて、昨年の4月に行われたイベント「保坂展人と語る、マンガ規制・ネット規制の今」の模様を収録した本を再版致します。

当本は昨年の冬コミ(コミケ77)にて発行されたものの、完売となってしまいました本の再版となります。

http://icc-japan.blogspot.com/2009/12/77.html

コミティアでの発行スペースは
5/4(火・祝) い01a「コンテンツ文化研究会」
となります。

頒布数には限りがありますので、万が一の品切れの際はご容赦下さいませ。