2024/03/03

<他団体のイベント>表現者・ファンと炎上社会 ―女性と性表現2―

2021年、ジェンダーやフェミニズム、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)の観点から、多くの女性表象が批判・炎上・撤回されていました。
そうした中、性表現の領域で女性表現者・女性鑑賞者が実在し活躍してきたこと。その歴史や意義を提示し、インターネット上の活動として記録に残していくことを目的に、オンラインシンポジウム「女性と性表現」を開催いたしました。
シンポジウムは800名以上の方が参加する大盛況の催しとなり、表現者として、ファンとして、多くの人がこの問題に関心や危機感を持っていることを痛感しました。

しかしながら、2024年の現在、性的な表現に対しては、ますます不寛容で潔癖性的な空気が醸成されており、特に、「性的に見える女性の表現」に対しては、一般社会で「リスクのあるもの」として扱われるようにすらなりました。
相変わらず女性表象が炎上する事例は後をたちません。
ジェンダーやフェミニズム運動の中にも、過去には性表現を肯定し称揚する言説は存在してきたはずなのに、「性的に見える」女性表象を批判することは、いまや男女共同参画の取り組みのひとつになりました。

過度に潔癖で、ある種の「上品さ」を求める社会は、本当に多様性を尊重し様々な人々が生きやすいものなのでしょうか。

そこで今回、「性的に見える女性の表現」は本当に女性の権利を侵害するものなのか、 立ち止まり、女性の権利や文化、表現の問題として考えるため、「表現者・ファンと炎上社会 ―女性と性表現2―」として、再度オンラインシンポジウムを開催することにいたしました。

3/16(土)は「公共編」、3/23(土)は「現場編」として、女性と性表現の問題をより網羅的かつ俯瞰的に捉える多彩なゲストにご登壇頂きます。


【登壇者・登壇日】

〈3/16(土):「公共編」〉

・亀石倫子(弁護士)
・山口浩(駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授)
・マーガレット(ドラァグクイーン)

〈3/23(土):「現場編」〉

・茜さや(タレント/ライター/フリー素材モデル)
・松浦李恵(宝塚大学 東京メディア芸術学部 助教)
・YANAMi(やなみ)(イラストレーター/専門学校講師)
・中川譲(宝塚大学東京メディア芸術学部 特任教授)



【主催】
女性表現者の自由研究会
【共催・後援】
AFEE(エンターテインメント表現の自由の会)女性支部・千住コンテンツ会
【協賛】
コンテンツ文化研究会

【取材・お問い合わせ先】
女性表現者の自由研究会 : freedomwomen.2024@gmail.com


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2024/02/21

<他団体のイベント>アンコール上映 女性と性表現 ―表現者・ファンの視点―

2021年に協賛させていただいたシンポジウム
『女性と性表現』 ―表現者・ファンの視点―
が2024年に戻ってきます。

それを記念して、前回2021年に行われた「現状編」「歴史編」の2回がアンコール上映されます。

▼『女性と性表現』 期間限定アンコール上映
申込みはこちらから

2/20(火)〜3/17(日)まで、期間中は何度でも見られる仕様になっております。
女性表現者による性表現に関心のある方や前回見逃してしまった方は是非ご視聴ください。

【ご視聴いただける内容】

〈第1回「現状編」〉

◆よーへん(xRデザイナー・VTuber)
「VTuber・バーチャル世界のジェンダー・セクシュアリティ」
◆山田久美子(デザイナー・アートディレクター/女子現代メディア文化研究会代表)
「女子差別撤廃条約と女性の性表現への取り組み」
◆柴田英里(現代美術家・文筆家)
「近年のネット炎上とフェミニズム」
〈第2回「歴史編」〉

◆神田つばき(文筆業/東京女子エロ画祭主宰)
「AV業界で働く女性・「エロス」を表現する女性のリアリティ」
◆藤本由香里(明治大学国際日本学部教授)
「少女漫画における女性作家、女性読者の欲望」
◆笠原美智子(石橋財団アーティゾン美術館副館長)
「セクシュアリティの表現史」

【主催】
女性表現者の自由研究会
【共催・後援】
AFEE(エンターテインメント表現の自由の会)女性支部・女子現代メディア文化研究会・千住コンテンツ会
【協賛】
コンテンツ文化研究会


2024/01/05

生成系AI 院内勉強会 開催のお知らせ<再掲載>

生成系AI 院内勉強会

2023 年、生成系 AI の急速な普及はクリエイティブ分野だけでなく様々な方面に影響を与えています。それと同時に多様な問題がクローズアップされる事になりました。
ディープフェイク問題、著作権問題、児童ポルノ問題……etc.

生成系 AI は立場によって大きく見解が異なる問題であり、クリエイター間でも賛否の別れる問題となっています。
しかし、生成系AIの規制は一つ間違えば、創作物規制に直結する危険性があります。
そこで生成系 AI のもたらす問題を整理し、考えていきたいと思います。

日時:2024年1月18日(木) 13:00~15:15  (開場12:45)
場所:衆議院第二議員会館 第一会議室 (定員80名)
参加費:無料(参加申し込みは必要です)

<プログラム>
1.AIに関する統計調査 【日本はなぜAIに好意的なのか】
田中 辰雄(横浜商科大学 商学部 経営情報学科 教授)

2.画像生成系AIの実際と利用事例から考える課題
中川 譲(宝塚大学 メディア芸術学部 特任教授)

3.生成系AIにおいて検討すべき課題とその保護法益
上沼 紫野(虎ノ門南法律事務所 弁護士)

4.AI生成物の識別と新制度の在り方
大屋 雄裕(慶應義塾大学法学部教授)



メールでの申し込みも受け付けております。
その場合は参加希望の旨と氏名を記載した上で、以下のメールアドレスにご連絡ください。

contents.culture(あっとまーく)gmail.com
※(あっとまーく)は@に打ち直して下さい。

2024/01/03

新年のご挨拶

今回の能登半島地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

元旦から大きな災害が発生し心穏やかではおられませんが、新しい年がやってきました。
昨年より続く永田町で混乱や生成系AIの急速な発展により、表現規制問題も久々に不安定な局面に入りつつあります。
2024年は例年より警戒心を持って動くべき年のように感じております。

早速ではありますが、年明けにも生成系AI問題を取り上げていきます。
https://icc-japan.blogspot.com/2023/12/ai.html

生成系AIに賛否がある点は理解しておりますが、その安易な規制はコンテンツ産業に大きなダメージを与えるだけでなく、創作物規制に直結しかねません。
当会は大きな関心を持ってこの問題に取り組んでいきます。

また「ゲーム依存」等既存の問題への対応も、これまで通りに続けていかなければなりません。
国中央においては表現規制問題に関心をもってくださる議員の方々や皆さまのお陰で、一定の声を届ける事は可能となっています。
しかし、地方においてはまだまだそのような状況にはありません。
昨年、報道に取り上げていただきましたが、制定時に声を上げるだけではなく運用を含めしっかりと監視し、改善を促していく必要があります。
https://news.ksb.co.jp/article/15009612?fbclid=IwAR2s30JPToFwBsjOg8Cw8eh833U1uyuCS1n0t7QtZX0Q3h0z_cU_VlcMA20

当会は今後ともしっかりと声を上げていくつもりです。

最後に新型コロナウイルス感染症の発生以降、皆様の協力について「無理にならない範囲で」「もしくは情勢が落ち着きましたら」とお願い申し上げてきました。 しかし、本年は上記のように、活動量を増やしていく必要があると感じております。
災害も続いており大変心苦しい所ではありますが、本年はこれまでの以上のご指導ご鞭撻のほどをお願いしたいと思っております。

コンテンツ文化研究会一同

2023/12/24

生成系AI 院内勉強会 開催のお知らせ

生成系AI 院内勉強会

2023 年、生成系 AI の急速な普及はクリエイティブ分野だけでなく様々な方面に影響を与えています。それと同時に多様な問題がクローズアップされる事になりました。
ディープフェイク問題、著作権問題、児童ポルノ問題……etc.

生成系 AI は立場によって大きく見解が異なる問題であり、クリエイター間でも賛否の別れる問題となっています。
しかし、生成系AIの規制は一つ間違えば、創作物規制に直結する危険性があります。
そこで生成系 AI のもたらす問題を整理し、考えていきたいと思います。

日時:2024年1月18日(木) 13:00~15:15  (開場12:45)
場所:衆議院第二議員会館 第一会議室 (定員80名)
参加費:無料(参加申し込みは必要です)

<プログラム>
1.AIに関する統計調査 【日本はなぜAIに好意的なのか】
田中 辰雄(横浜商科大学 商学部 経営情報学科 教授)

2.画像生成系AIの実際と利用事例から考える課題
中川 譲(宝塚大学 メディア芸術学部 特任教授)

3.生成系AIにおいて検討すべき課題とその保護法益
上沼 紫野(虎ノ門南法律事務所 弁護士)

4.AI生成物の識別と新制度の在り方
大屋 雄裕(慶應義塾大学法学部教授)



メールでの申し込みも受け付けております。
その場合は参加希望の旨と氏名を記載した上で、以下のメールアドレスにご連絡ください。

contents.culture(あっとまーく)gmail.com
※(あっとまーく)は@に打ち直して下さい。