2012/05/24

「日本と諸外国における創作表現の規制の現状と課題」に関してのお詫び


5/18のシンポジウム「日本と諸外国における創作表現の規制の現状と課題」の登壇者であるRujirat Vinitphol氏の発言の一部に誤りがあった事を確認いたしました。
Rujirat Vinitphol氏より、謝罪のメッセージをいただきましたのでこれを掲載いたします。

                                    平成24年05月21日
シンポジウム御来場者各位

                   東京大学大学院学際情報学府博士課程
                                          Rujirat Vinitphol


               発表資料の訂正とお詫び


謹啓


 先日2012年5月18日には「日本と諸外国における創作表現の規制の現状と課題」のシンポジウムにご来場下さいましてありがとうございました。
 このたび私の発表資料の中に不正確な情報が含まれていたことが判明いたしましたので、訂正しお詫びいたします。私は当日、タイの検閲の過剰さを示す資料として、検閲によってモザイクがかけられたアニメの画像を7点提示いたしました。しかし、それらのアニメ画像のうち1点(少年が薬を飲まされるシーンの画像)は実際には検閲されていなかったことが判明いたしました。当該画像は、検閲を批判する人々によって検閲に対するパロディとして取扱われているものでした。
 当該画像について私は発表前に数十か所のタイ語のサイトを確認いたしましたが、それらのサイトでは当該画像が「検閲を受けた」画像だと説明されておりました。後日確認したところによりますと、当該画像は「検閲を受けた」画像として誤解されたまま、タイの検閲に関する数多くのサイトに拡散しているようです。
 サイトに書かれた言葉を鵜呑みにして一次資料の確認をしないまま発表に臨んでしまったことは研究者として不適切な行為であり、深く反省いたしております。この度は皆さまにご迷惑をお掛けいたしまして、誠に申し訳ございませんでした。                                                                                                                                                        
                                                              敬具

また、当会の代表である私、杉野も資料の事実確認を怠り、参加者の皆様、関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを幾重にもお詫び申し上げます。
今後は資料のチェック・情報収集の体制を強化し、再発の防止に会をあげて取り組んでまいります。何卒ご容赦のほどお願い申し上げます。 



                                    平成24年5月22日
                    コンテンツ文化研究会・代表 杉野直也