新年明けましておめでとうございます。
皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
時が経つのは早いものでして、当会が活動を開始して今年で10年になります。
東京都青少年健全育成条例の否決と可決、海外団体との協力、児童ポルノ禁止法を巡る長い議論とその可決、与野党を問わない周知活動の実現、地方議員を送り出せた事など、この10年の成果は満点とは言えないまでも、表現規制反対運動の歴史においてエポックメーキングな事を成し遂げてきたと自負しております。
また、「うぐいすリボン」、「表現の自由を守る会」など、当会だけではなく表現の自由を擁護する活動を行う団体が広がっている事も大変心強く思っております。
10年前のように個人の主観に基づく感情論のみで特定の表現を排斥するのは難しくなっているのではないでしょうか?
しかし、快・不快の感情から起こる軋轢は決して無くなる事はありませんし、健全な社会を築いていく上で無視して良いものでもないと考えます。
千葉市の成人向け雑誌をめぐる問題、オリンピックに向けての環境浄化、規制を求める方々の組織再編など、憂慮すべき事柄は決して無くなってはいません。
日本国憲法12条にあるように自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなけれはなりません。
私たちの自由・権利を守るのは他の誰でもなく私たち自身なのです。
この事をを改めて肝に銘じ、気持ちを引き締めて更なる努力をしていく所存です。
皆様のより一層のご指導ご鞭撻をいただければ幸いです。
コンテンツ文化研究会一同