現在、インターネット上では、女性表象が炎上する事例が多くあります。また、その際には、ジェンダー・フェミニズムやポリティカル・コレクトネスの観点から表現を批判する声が多く寄せられることがあります。
しかし、ジェンダースタディーズやフェミニズムは一枚岩ではなく、かつては、ジェンダースタディーズやフェミニズムの観点から性表現を肯定する動きもありました。
性表現の領域で活躍する女性表現者や、女性鑑賞者の存在を無視することは、ジェンダースタディーズやフェミニズムの観点から女性の自由や欲望を考える上でも大きな損失となりえるのです。
このオンラインシンポジウムでは、「女性表現者の性表現」「性表現の女性ファン」などをテーマに、様々な登壇者の発表と参加者を交えたディスカッションを通じて、性表現の領域には実在の女性表現者・女性鑑賞者が存在すること、その歴史や意義を提示し、記録として残すことを目的としています。
シンポジウムは「現状編」「歴史編」の全2回開催いたします。
各回3人の登壇者が各30分の発表を行った後、参加者を交えたディスカッションの時間を設けています。
シンポジウムの開催日程は、第1回が11/28(日)「現状編」。
第2回が12/05(日)「歴史編」となります。
登壇者と登壇日程は以下となります。
【登壇者・登壇日】
〈11/28(日):第1回「現状編」〉
・よーへん(xRデザイナー・VTuber)
・山田久美子(デザイナー・アートディレクター/女子現代メディア文化研究会代表)
・柴田英里(現代美術家・文筆家)
〈12/05(日):第2回「歴史編」〉
・神田つばき(文筆業/東京女子エロ画祭主宰)
・藤本由香里(明治大学国際日本学部教授)
・笠原美智子(石橋財団アーティゾン美術館副館長)
【主催】
女性表現者の自由研究会
【共催・後援】
AFEE(エンターテインメント表現の自由の会)女性支部・女子現代メディア文化研究会・千住コンテンツ会
【協賛】
コンテンツ文化研究会