素案のパブリックコメント実施体制についての緊急声明
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてのパブリック・コメントが開始されました。
しかし、このパブリックコメントの実施自体に極めて問題がある事が分かりましたので、ただちに批判し、以下の3点について県議会に対し改善・説明を求めます。
1・非対称的である点
今回の条例案は第8条において、国を通じて国民に広く影響を与えようとする意図が込められています。にも拘わらず、この条例素案に対するパブリックコメントのみ、提出資格が香川県民に限定されています。
自分達の意見を国民全体に広げようとするのに対し、その影響を受ける国民の意見は受け付けないというのは極めて非対称的な姿勢であると言わざるを得ません。
全国からの声を受け入れるよう抗議いたします。
2・他のパブリック・コメントに対し、期間が短い点
県がおこなっている、他のパブリック・コメントは期間がおおむね1ヶ月です。
本件のみ半分の2週間と、期間が短い事に対する合理的な説明を求めます。
3・開示情報は素案のみな点
今回の委員会は傍聴を認めず、議事録も作成されておりません。
影響の大きさに比べ、県民に対する情報の開示が極めて少なく、このままでは正しい議論を行う事は不可能であると危惧し、当会は県議会に先駆けて資料の公開に踏み切りました。
ただちに、今回の委員会に関わる全ての資料の公開を求めます。
行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図ることが目的であるパブリック・コメントに、不透明さがあることは大変遺憾に思います。