2008/11/25

コンテンツ文化研究会 2008年12月定例会について

国会の会期も延長となり、その合間を縫うようにブラジルにて「子どもと青少年の性的搾取に反対する世界会議」が開催されるなど、児童ポルノ法を巡る情勢も流動的になって来ました今日この頃ですが、当問題やコンテンツを巡る諸般の問題に興味をお持ちの皆様はいかがお過ごしでしょうか?

この度、旧mixi勉強会より発展的に成立致しましたコンテンツ文化研究会は、次の日程にて定例会を開催する運びとなりました。定例会ではメンバーによる研究発表を中心に、コンテンツ問題について諸般の活動を行う他団体の方にもご参加頂き、幅広い話し合いが出来ればと思っております。ぜひ皆さん、お誘い合わせの上、ご参加をよろしくお願い致します。

日時:12/13(土) 13:00-17:15
場所:落合第一地域センター 3F 第2集会室(http://www2.odn.ne.jp/~hak32900/
定員:24名
費用:\200前後(会場費と資料代を人数で分割します)


またコンテンツ文化研究会では、年明け早々を目処に、著名人の方をお招きしてのシンポジウムも計画しております。こちらもスケジュールが確定しましたら告知させて頂きますので、ぜひぜひご参加をお願い致します。

2008/11/11

コンテンツ文化研究会の活動とその方針について

私たちは、漫画・アニメ・ゲーム等、様々なコンテンツが築いてきた文化を大切にしたいと考えています。

他方で、例えば立法による過剰な規制が検討される等、コンテンツ文化に悪影響を及ぼしかねない事態も見られます。
このような事態を打開し、コンテンツ文化への更なるご理解を各界に進めていただく基盤となるべく、コンテンツ文化研究会が結成されました。
本会は、政界・学界・業界・クリエイター・ユーザー等様々な立場からそれぞれの意見を伝え合う場を設ける事を目指してきました。
考え方を伺い、あるいは伝えるには、直接の会話が大きな意味を持ちます。
会員は各地を奔走し、活動を続けています。
また、今日のコンテンツ文化研究会の活動は、ただ意見を伝え合うにはとどまりません。
詳しくはウェブサイトでご確認いただける通りです。
本会は、これからも活動を通じてコンテンツ文化の発展に寄与していきます。

★当会のこれまでの主な活動(順不同、敬称略、また肩書きは当時のものです)

・2008年11月9日
◆「コンテンツ文化研究会」結成
2008年に提出された「創作物の規制/単純所持規制に反対する請願署名市民有志」の活動に参加したメンバーの一部により結成される。

・2009年4月4日
◆「保坂展人と語る、マンガ規制・ネット規制の今」開催
場所:保坂のぶと杉並事務所
登壇者:保坂展人(衆議院議員)、山口貴士(弁護士)、渋井哲也(ジャーナリスト)

・2009年7月7日
◆『「レイプレイ」事件で進むゲーム規制の動き』の寄稿
PC用アダルトゲーム「レイプレイ」の抗議運動について取材を行い、月刊創8月号に記事を寄稿する

・2009年11月19日
◆都条例に対する要望書を提出
東京都に対し、あさの克彦(都議会民主党都議)、西沢けいた(都議会民主党都議)との立ち合いの元、要望書を提出する

・2010年2月24日
◆『児童ポルノ禁止法の慎重な改正論議を求める院内集会』を開催
場所:衆議院第二議員会館
登壇者:杉浦ひとみ(弁護士)、田島泰彦(上智大学文学部新聞学科教授)、森川嘉一郎(明治大学国際日本学部准教授)、

・2010年3月5日
◆寄付の募集開始
メンバーの持ち出しのみでは、会の運営が困難となったため、寄付を募る事となった

・2010年3月7日
◆『東京都青少年健全育成条例』改正問題についての集会を開催
場所:中野区野方地域センター
登壇者:西沢けいた(都議会民主党都議)、吉田康一郎(都議会民主党都議)

・2010年3月15日
◆都議会民主党の総務部会にて、意見陳述を行う

・2010年3月15日
◆「東京都による青少年健全育成条例改正案と『非実在青少年』規制を考える」に協力
場所;都議会議事堂 2F 第二会議室
登壇者:藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授)、山口貴士(弁護士)、
里中満智子(漫画家)、永井豪(漫画家)、ちばてつや(漫画家)、
竹宮惠子(京都精華大学マンガ学部学部長)、呉智英(日本マンガ学会会長)、
宮台真司(首都大学東京大学院人文科教授)、森川嘉一郎(明治大学国際日本学部准教授)

・2010年4月23日
◆松下玲子都議の報告会「舞台裏で何が起きたか?」に協力
場所:武蔵野公会堂
登壇者:松下玲子(都議会民主党都議)、山口貴士(弁護士)、

・2010年4月24日
◆「どうする表現規制、民主主義の使い方を考えよう」に協力
場所::東京中央日本語学院
登壇者:保坂展人(前衆議院議員)、藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授)

・2010年5月17日
◆『どうする!? どうなる?都条例――非実在青少年とケータイ規制を考える』に協力
場所:豊島区公会堂
登壇者:藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授)、山口貴士(弁護士)、
谷岡郁子(民主党参議院議員)、吉田康一郎(都議会民主党都議)、西沢けいた(都議会民主党都議)、
松下玲子(都議会民主党都議)、栗下善行(都議会民主党都議)、鈴木勝博(都議会民主党都議)、
竹宮惠子(京都精華大学マンガ学部学部長)、山本直樹(漫画家)、田島康彦(上智大学文学部新聞学科教授)、
宮台真司(首都大学東京大学院人文科教授)、河合幹雄(桐蔭横浜大学法学部法律学科教授)、
西谷隆行(日本雑誌協会・編集倫理委員会委員)、前田能成(出版労連副委員長)、
岸原孝昌(モバイルコンテンツ審査運用監視機構・専務理事)、
中村公彦(全国同人誌即売会連絡会・世話人)

・2010年5月30日
◆「5月30日開催!都条例改正問題最前線!!」に協力
千代田区民主党支部に協力し、これを開催する
場所:千代田区立内幸町ホール
登壇者:小川敏夫(民主党参議院議員)、海江田万里(民主党衆議院議員)、山花郁夫(民主党衆議院議員)、
蓮舫(民主党参議院議員)、あさの克彦(都議会民主党都議)、伊藤正樹(都議会民主党都議会議員)、
西沢けいた(都議会民主党都議)と、栗下善行(都議会民主党都議)、松下玲子(都議会民主党都議)、
山口貴士(弁護士)、兼光ダニエル真(翻訳家)

・2010年11月13日
◆『実在青少年問題を考える-私達に何ができるのか?-』を開催
場所:文京シビックホール スカイホール
登壇者:角南和子(社会福祉法人カリヨン子どもセンター評議員・弁護士)

・2010年11月24日
◆都条例に対する意見書の提出
都議会民主党、日本共産党東京都議会議員団、自治市民’93に
東京都青少年健全育成条例改正案に対する意見書を提出する

・2010年12月6日
◆「『非実在青少年規制』改メ『非実在犯罪規制』へ、都条例改正案の問題点は払拭されたのか?」に協力
場所:中野ZERO 小ホール
登壇者:藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授)、山口貴士(弁護士)、
城内実(自民党衆議院議員)、宮崎岳志(民主党衆議院議員)、
あさの克彦(都議会民主党都議)、吉田康一郎(都議会民主党都議)、
吉田信夫(共産党都議)、保坂のぶと(社民党前衆議院議員)、呉智英(日本マンガ学会会長)、
とりみき(漫画家)、樹崎聖(漫画家)、山本弘(作家)、水戸泉(作家)、鈴木力(週刊プレイボーイ元編集長)、
兼光ダニエル真(翻訳家)、西谷隆行(日本雑誌協会・編集倫理委員会委員)

・2010年12月12日
◆討論番組「採決直前!都青少年育成条例改正案・最後の主張」(ニコニコ生放送)に協力する
主催:「2010年12月都条例を考える有志の会」

・2011年1月31日
◆毎日新聞際にコメントが掲載

・2011年7月5日
◆民主党に児童ポルノ禁止法改正に関する意見書を提出

・2011年8月25日
◆「児童ポルノ禁止法改正を考える院内集会」を開催
場所:参議院議員会館
登壇者:田島泰彦(上智大学文学部新聞学科教授)、坪井節子(弁護士・カリヨン子どもセンター理事長)、
立石聡明(日本インターネットプロバイダー協会副会長)

・2011年12月29日
◆「COMIKET PRESS 35」に寄稿

・2012年5月18日
◆「日本と諸外国における創作表現の規制の現状と課題」を開催
場所:日比谷図書文化会館
登壇者:チャールズ・ブラウンスタイン(米国コミック弁護財団・エクゼクティブディレクター)、
パトリック・W・ガルブレイス(作家)、林君和(台湾アニメ情報誌FRONTIER編集長)
藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授)、
山口貴士(弁護士)、
森川嘉一郎(明治大学国際日本学部准教授)
Rujirat Vinitphol(東京大学大学院学際情報学府博士課程)

・2013年2月20日
◆『「児童ポルノ禁止法に関する院内勉強会「サイバー犯罪と刑事捜査を考える ~児童ポルノ単純所持規制の論点~ 」』を共催する主催:うぐいすリボンと
場所:参議院議員会館
登壇者:落合洋司(弁護士)

・2013年4月23日
◆河出書房新社「踊ってはいけない国で、踊り続けるために」に寄稿する

・2013年5月5日
◆『「子どもシェルター」における児童保護の現状』を共催する
主催:実在児童の人権擁護基金
場所:参議院議員会館
講師:角南和子(社会福祉法人カリヨン子どもセンター評議員・弁護士)

・2013年6月13日
◆「児童ポルノ禁止法・院内勉強会」を開催する
うぐいすリボン、女子現代メディア文化研究会との共催
場所:衆議院議員会館
登壇者:大屋雄裕(名古屋大学大学院法学研究科教授)、森川嘉一郎(明治大学国際日本学部准教授)、
スヴェトラーナ・ミンチェバ(全米反検閲連盟プログラムディレクター)【ビデオメッセージ】

・2013年8月13日
◆「香港における創作表現を取り巻く現状 ―著作権問題と審査制度などから―」開催する。
場所:文京シビックセンタースカイホール
登壇者:チョウ・イクマン(香港中文大学社会学科講師)

・2013年8月13日
◆「マンガ文化の自由を考える国際シンポジウム 」を開催。
共催:うぐいすリボン
場所:文京シビックセンタースカイホール
登壇者:スヴェトラーナ・ミンチェバ(全米反検閲連盟・プログラムディレクター)、
チャールズ・ブラウンシュタイン(米国コミック弁護財団・エクゼクティブディレクター)

・2014年5月5日
◆児童ポルノ禁止法・院内勉強会を開催
場所:衆議院第一議員会館
登壇者:高山 佳奈子 (京都大学大学院法学研究科 教授)

・2014年11月28日
◆『国際会議Manga Futures報告会 ~オーストラリアから考える表現規制』を開催する
場所:豊島区立舞台芸術交流センター
登壇者:藤本由香里(明治大学国際日本学部准教授)、中川譲(日本映画大学准教授)、
パトリック・ガルブレイス(テンプル大学日本キャンパス准教授)、山口貴士(弁護士)、永山薫(作家)

・2015年3月14日
◆『政治サイドからみる表現規制反対運動の課題』を開催する
場所:TKP信濃町ビジネスセンター
登壇者:本多平直(元衆議院議員・民主)、三谷英弘(前衆議院議員・無所属)、
森たかゆき(中野区議会議員・民主)、荻野浩次郎(衆議院議員秘書・自民党)、荻野稔(維新の党大田区政策委員)

・2015年10月18日
◆大阪での活動を開始

これらに並行し、常に啓蒙活動を常に行っています。

2008/11/10

コンテンツ文化研究会代表よりご挨拶

11/08(土)の会議にご参加頂いた皆様、本当にお疲れ様でした。
代表に就任させていただくことになった杉野 直也です。
この場を借りて就任のご挨拶をさせていただきます。

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秋冷の候、皆様におかれましては時下益々ご清祥こととお慶び申し上げます。
さて 私こと このたび11月8日開催の勉強会において私、杉野 直也がコンテンツ文化研究会代表に選任され就任いたしましたのでここに謹んでご挨拶申し上げます。

日本のコンテンツ産業は世界的に高く評価されております。その経済規模は2005年に13.7兆円にも達しました。
これは自動車産業の半分、鉄鋼産業の2倍に当たり、日本経済の新たなる担い手となる可能性を秘めております。
なぜ、ここまで成長することができたのか?
これは経済産業省が2003年の「第5回デジタルコンテンツ流通勉強会」で発言しているように表現の自由度が世界で類を見ない程に確保されていることにあります。
しかし、近年、この表現の自由が脅かされようとしております。
児童ポルノ改正法、青少年ネット規制法、様々な法案が規制を進めようとしております。
これは日本だけの問題ではなく、アメリカのPROTECT法、インドネシアのポルノ規制法など、世界的な動きを見せております。
この問題はコンテンツ産業はもちろん、日常生活にも多大なる影響を与えることが確実なのにも関わらず、理解は全く深まっておりません。
この状況を一刻も早く打破していく必要があります。

このような厳しい時期にこの問題の先鋒の一つを務める当会の代表の座に着くということは、私のような若輩者には過ぎたる重責ではございますが、当会のメンバーと一丸となって鋭意専心、努力する覚悟でございます。
何卒、今後ともご指導ご鞭撻くださいますよう衷心よりお願い申し上げます。

2008/11/09

コンテンツ文化研究会発足のお知らせ

11/08(土)の会議にご参加頂いた皆様、本当にお疲れ様でした。
そしてこれまでにmixi勉強会に参加された方、市民有志による署名活動に参加された方、表現規制問題に関心をお持ちの全ての方々、今後ともよろしくお願い致します。

この度、mixi勉強会の新組織移行に伴い、mixi勉強会の呼びかけ人、春日屋にしんさんより広報係を引き継がせて頂きました、鳴海睦未と申します。

今回の会議におきましては、これまでmixi勉強会にお集まり頂いた皆様を中心に、活動や研究を更に広げる場としまして、新組織を発足させることが決定致しました。

・組織名:コンテンツ文化研究会
・英語名:Institute of Contents Culture / ICC
・代表者:杉野 直也
・参加者:mixi勉強会に参加されたメンバーを中心に、コンテンツに伴う諸般の問題に興味関心を抱く層

今後の活動につきましては、月一回の学習会を主体に、著名人をお招きしてのシンポジウム開催、初心者向け講習会、各種レクリエーション、並びに表現規制に反対するための運動に積極的に参加すること、などとなります。

近日中に公式ホームページを作成し、今後はmixiという枠を超えて、幅広く参加者を募ってゆく形になります。また合わせまして、同様の問題に取り組む各種団体様とも協力し、運動をより発展させていければと考えております。

なお次回、コンテンツ文化研究会としましての第一回の学習会につきましては、12月上旬の土曜日を予定しております。メンバー2名による情報規制問題・コンテンツ問題に関わる研究発表と座談会と予定しております。

また同じく、1月上旬には著名人をお招きしてのシンポジウムも予定しております。場所・日時が確定次第、こちらでも告知を行わせて頂きますので、興味をお持ちの方々のご参加を心よりお待ちしております。

コンテンツ文化研究会広報担当:鳴海睦未

2008/11/08

【旧mixi勉強会過去ログ】mixi勉強会による会議

この情報は、コンテンツ文化研究会の前身となる、mixi勉強会の際の呼びかけ文を再掲載したものです。旧mixi勉強会の詳細につきましては、mixi内コミュニティ「全員容疑者!児童ポルノ法案の罠」をご参照下さい。

お久しぶりです。mixi勉強会をこれまで呼びかけさせて頂いておりました春日家にしんです。

勉強会の場からも多数の方にご参加を頂いた、市民有志による署名活動も無事に第一次集計を終え、政治や世界の状況も活発に動いている昨今ですが、三ヶ月
ほど間が空きましたこと、そしてこれまでのmixi勉強会をより発展させるために、この度、会議を開催することに決定致しました。

今回の会議におきましては、これまでのmixi勉強会にお集まり頂いた皆様の幅広い活動を継承し、今後も続く児童ポルノ法問題や様々な表現規制問題/コ
ンテンツ問題を学習するための新たな枠組みについて語り合えればと思っております。

さらに市民有志の方もお招きし、署名結果の詳細を発表する場を設けさせて頂いております。

つきましてはこれまでにmixi勉強会にご参加頂いた方々はもちろん、リアルな場で活動を行われた方々の幅広い参加を呼びかけます。


【日時】11月8日(土)13時~17時15分
【会場】落合第一地域センター[http://www2.odn.ne.jp/~hak32900/] 、四階和室

【内容】
1:mixi勉強会の今後の活動について
2:昨今の情勢について
3:市民有志から署名結果の発表
4:お茶会

【参加費等】
・参加費:会場費の\3800を参加人数で割った額
・資料代:\100程度
・その他必要なものがあれば、それを参加人数で割ります
・飲み物やお菓子の提供は大歓迎です。
・お皿とコップはこちらで用意しますので、宜しくお願い致します。

13時に、落合第一地域センターに直接集合で宜しくお願い致します。13時15分には、準備を終了し、開始したいと思いますので、遅れず来ていただける
とありがたいです。
もちろん、遅れてくる方も大歓迎ですので、是非いらして下さい。

旧mixi勉強会主催・春日家にしん