WHOにゲーム障害が認定され、日本でも法規制の動きが出ています。
皮切りとして、昨年、香川県で「ネット・ゲーム依存症対策に関する条例検討委員会」が開かれ、2月議会に条例として提出される予定です。
そこで今回の勉強会では、WHOのゲーム障害の認定が何を意味するのか? 今回の条例の具体性、今後、必要とされる対策の在り方等を
社会学・精神医学の研究をしておられる大阪大学非常勤講師の井出草平先生をお招きし、共に考えていきたいと思います。
【プロフィール】
1980年大阪生まれ。専門は社会学、精神医学、応用統計学。
大阪大学人間科学研究科課程単位取得退学。博士(人間科学)。
著書に『ひきこもりの 社会学』(世界思想社)、
共著に 『日本の難題をかたづけよう 経済、政治、教育、社会保障、エネルギー』(光文社)、 『アスペルガー症候群の難題』(光文社)。
2010年度より大阪府のひきこもり支援事業に関わる。
主催:コンテンツ文化研究会
共催:AFEE エンターテイメント表現の自由の会
協力:うぐいすリボン
※駐車場の用意がないため、お車でお越しの際は近隣の公営駐車場をご利用ください。公営駐車場は高松高校地下及び中央公園地下にございます。
2020/01/24
2020/01/23
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてのパブリック・コメント実施体制についての緊急声明
素案のパブリックコメント実施体制についての緊急声明
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案についてのパブリック・コメントが開始されました。
しかし、このパブリックコメントの実施自体に極めて問題がある事が分かりましたので、ただちに批判し、以下の3点について県議会に対し改善・説明を求めます。
1・非対称的である点
今回の条例案は第8条において、国を通じて国民に広く影響を与えようとする意図が込められています。にも拘わらず、この条例素案に対するパブリックコメントのみ、提出資格が香川県民に限定されています。
自分達の意見を国民全体に広げようとするのに対し、その影響を受ける国民の意見は受け付けないというのは極めて非対称的な姿勢であると言わざるを得ません。
全国からの声を受け入れるよう抗議いたします。
2・他のパブリック・コメントに対し、期間が短い点
県がおこなっている、他のパブリック・コメントは期間がおおむね1ヶ月です。
本件のみ半分の2週間と、期間が短い事に対する合理的な説明を求めます。
3・開示情報は素案のみな点
今回の委員会は傍聴を認めず、議事録も作成されておりません。
影響の大きさに比べ、県民に対する情報の開示が極めて少なく、このままでは正しい議論を行う事は不可能であると危惧し、当会は県議会に先駆けて資料の公開に踏み切りました。
ただちに、今回の委員会に関わる全ての資料の公開を求めます。
行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図ることが目的であるパブリック・コメントに、不透明さがあることは大変遺憾に思います。
2020/01/13
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例に関する資料の公開(総合資料)
「香川県議会ネット・ゲーム依存症対策に関する条例検討委員会」につきまして、開示された資料を公開いたします。
条例素案ができあがるまでの経緯がみえてくるかと思います。
検討委員会は、2019年9月13日に第1回が開催されてから、本年1月10日までに5回、開催されています。
今回公開する資料は、以下の通りです。
今まで公開した資料との重複もあります。
今後予定されるパブリックコメントなどの参考にお読みください。
条例素案ができあがるまでの経緯がみえてくるかと思います。
検討委員会は、2019年9月13日に第1回が開催されてから、本年1月10日までに5回、開催されています。
今回公開する資料は、以下の通りです。
今まで公開した資料との重複もあります。
今後予定されるパブリックコメントなどの参考にお読みください。
「ネット・ゲーム依存の現状と対策について」(健康福祉部・教育委員会事務局作成)
第2回検討委員会(2019年10月17日開催) 提出資料
会次第
委員名簿
資料1 「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)の骨子案」
資料2 「事業者の責務」に関する条文
資料3 「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称) 検討日程(案)」
資料4 「第4回条例検討委員会における県内関係者との意見交換について(案)」
委員名簿
資料1 「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)の骨子案」
資料2 「事業者の責務」に関する条文
資料3 「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称) 検討日程(案)」
資料4 「第4回条例検討委員会における県内関係者との意見交換について(案)」
第4回検討委員会(2019年12月12日開催)
会次第
委員名簿
出席者名簿
資料1 「第3回条例検討委員会における意見を踏まえた課題整理」
資料2 「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)の骨子案」
参考 「ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート結果(概要)
会次第
委員名簿
出席者名簿
資料1 「第3回条例検討委員会における意見を踏まえた課題整理」
資料2 「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)の骨子案」
参考 「ネット・ゲーム使用と生活習慣についてのアンケート結果(概要)
第5回検討委員会(2020年1月10日開催)
参考資料 「子どものスマートフォン等の使用時間について」
第6回検討委員会(2020年1月20日開催)
会次第
委員名簿
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案の対照表
NEW!! 第7回検討委員会(2020年3月12日開催)
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)再修正素案
※第7回に関しては、資料請求が全て拒否されております。
会独自の取材に基づく資料となります。
また、再修正素案は決定ではなく、「委員長預かり」になっているとの事です。正式発表の際に変更が行われている可能性がございますので、その点はご注意ください。
会次第
委員名簿
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)素案の対照表
NEW!! 第7回検討委員会(2020年3月12日開催)
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)再修正素案
※第7回に関しては、資料請求が全て拒否されております。
会独自の取材に基づく資料となります。
また、再修正素案は決定ではなく、「委員長預かり」になっているとの事です。正式発表の際に変更が行われている可能性がございますので、その点はご注意ください。
2020/01/12
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例に関する追加資料の公開(樋口 進参考人)
「第2回香川県議会ネット・ゲーム依存症対策に関する条例検討委員会」にて提出されました、樋口 進参考人の意見書を追加で公開いたします。
素案と併せまして、今後予定されるパブリックコメントなどの参考にお読みください。
第二回樋口参考人意見書
素案と併せまして、今後予定されるパブリックコメントなどの参考にお読みください。
第二回樋口参考人意見書
2020/01/11
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例に関する追加資料の公開(岡田 尊司参考人)
「香川県議会ネット・ゲーム依存症対策条の素案」につきまして、「第2回香川県議会ネット・ゲーム依存症対策に関する条例検討委員会」にて提出されました、岡田尊司参考人の意見書を追加で公開いたします。
素案と併せまして、今後予定されるパブリックコメントなどの参考にお読みください。
素案と併せまして、今後予定されるパブリックコメントなどの参考にお読みください。
2020/01/10
香川県ネット・ゲーム依存症対策条例に関する資料の公開
本日、香川県において「第5回香川県議会ネット・ゲーム依存症対策に関する条例検討委員会」が開催され、そこで「香川県議会ネット・ゲーム依存症対策条の素案」が提出されました。
当会はこの素案は問題点が多く、緊急性も高いと判断し、入手した資料を公開する事にいたしました。議論の呼び水となれば幸いです。
当会はこの素案は問題点が多く、緊急性も高いと判断し、入手した資料を公開する事にいたしました。議論の呼び水となれば幸いです。
2020/01/07
「ネット・ゲーム依存症対策オンライン勉強会」開催のお知らせ
香川県の「ネット・ゲーム依存症対策条例」は大きな批判を浴びながら成立しました。
制定過程の不透明さはさる事ながら、エビデンスに欠けているのではないか? という批判は今も上がり続けています。
しかし、香川県だけではなく、対策や啓蒙は文部科学省などを中心に国レベルでも進められています。
今回のオンライン勉強会では、ネット・ゲーム依存症に関しては基礎的な知識を見直し、香川県のその後の動向や国の対策状況に関してのお話を伺いながら、この問題の今後について考えていきます。
日時:2020年8月21日(金)20:00~
場所:AFEE、Youtube及びニコニコチャンネル
参加費:無料
◆登壇者 (ZOOMにて接続)
・井出 草平(大阪大学非常勤講師)
「ゲームをすると脳細胞が死滅するのか?」
・坂井 崇俊(AFEE編集長)
「最近の国の「ゲーム障害」政策とその矛盾」
・杉野 直也(コンテンツ文化研究会代表)
「香川県の動向と調査報告」
・山田 太郎(参議院議員)
「ネット・ゲーム依存症対策の今後の展望」(仮)
場所:AFEE、Youtube及びニコニコチャンネル
参加費:無料
◆登壇者 (ZOOMにて接続)
・井出 草平(大阪大学非常勤講師)
「ゲームをすると脳細胞が死滅するのか?」
・坂井 崇俊(AFEE編集長)
「最近の国の「ゲーム障害」政策とその矛盾」
・杉野 直也(コンテンツ文化研究会代表)
「香川県の動向と調査報告」
・山田 太郎(参議院議員)
「ネット・ゲーム依存症対策の今後の展望」(仮)
主催:コンテンツ文化研究会
共催:AFEE エンターテイメント表現の自由の会
協力:うぐいすリボン
新年のご挨拶
新年明けましておめでとうございます。
皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、表現の自由について考えさせられる一年になったように思えます。
これまでに度々申し上げて参りましたが、ある種の表現・作品に対し、批判がなされること、議論が巻き起こることは、私たちの社会が表現の自由が機能する健全なものである証左であり、そのことは自体は歓迎すべき事です。
しかし、暴力、脅迫は表現・言論を委縮させ、自由な社会をより遠いものとします。
我々は表現・言論に対する暴力や脅迫は、決して許してはならないと考えております。
この点は、はっきりと主張しておきます。
また、それ以外にも、一昨年から続いている海賊版対策としての著作権法改正問題、海外からの外圧、そしてWHOによるゲーム障害の認定問題など、様々な問題が依然として存在しております。
昨年、変化に富んだ迷い道となるのか、それとも更に険しい山を行く事ととなるのか?
と書きましたが、変化に飛んだ険しい山道がまだまだ続く事になりそうです。
その道を歩き続けていくるためにも、今後とも皆様のより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
コンテンツ文化研究会一同
皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、表現の自由について考えさせられる一年になったように思えます。
これまでに度々申し上げて参りましたが、ある種の表現・作品に対し、批判がなされること、議論が巻き起こることは、私たちの社会が表現の自由が機能する健全なものである証左であり、そのことは自体は歓迎すべき事です。
しかし、暴力、脅迫は表現・言論を委縮させ、自由な社会をより遠いものとします。
我々は表現・言論に対する暴力や脅迫は、決して許してはならないと考えております。
この点は、はっきりと主張しておきます。
また、それ以外にも、一昨年から続いている海賊版対策としての著作権法改正問題、海外からの外圧、そしてWHOによるゲーム障害の認定問題など、様々な問題が依然として存在しております。
昨年、変化に富んだ迷い道となるのか、それとも更に険しい山を行く事ととなるのか?
と書きましたが、変化に飛んだ険しい山道がまだまだ続く事になりそうです。
その道を歩き続けていくるためにも、今後とも皆様のより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
コンテンツ文化研究会一同
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