2021年、ジェンダーやフェミニズム、ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)の観点から、多くの女性表象が批判・炎上・撤回されていました。
そうした中、性表現の領域で女性表現者・女性鑑賞者が実在し活躍してきたこと。その歴史や意義を提示し、インターネット上の活動として記録に残していくことを目的に、オンラインシンポジウム「女性と性表現」を開催いたしました。
シンポジウムは800名以上の方が参加する大盛況の催しとなり、表現者として、ファンとして、多くの人がこの問題に関心や危機感を持っていることを痛感しました。
しかしながら、2024年の現在、性的な表現に対しては、ますます不寛容で潔癖性的な空気が醸成されており、特に、「性的に見える女性の表現」に対しては、一般社会で「リスクのあるもの」として扱われるようにすらなりました。
相変わらず女性表象が炎上する事例は後をたちません。
ジェンダーやフェミニズム運動の中にも、過去には性表現を肯定し称揚する言説は存在してきたはずなのに、「性的に見える」女性表象を批判することは、いまや男女共同参画の取り組みのひとつになりました。
過度に潔癖で、ある種の「上品さ」を求める社会は、本当に多様性を尊重し様々な人々が生きやすいものなのでしょうか。
そこで今回、「性的に見える女性の表現」は本当に女性の権利を侵害するものなのか、
立ち止まり、女性の権利や文化、表現の問題として考えるため、「表現者・ファンと炎上社会 ―女性と性表現2―」として、再度オンラインシンポジウムを開催することにいたしました。
3/16(土)は「公共編」、3/23(土)は「現場編」として、女性と性表現の問題をより網羅的かつ俯瞰的に捉える多彩なゲストにご登壇頂きます。
【登壇者・登壇日】
〈3/16(土):「公共編」〉
・亀石倫子(弁護士)
・山口浩(駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授)
・マーガレット(ドラァグクイーン)
〈3/23(土):「現場編」〉
・茜さや(タレント/ライター/フリー素材モデル)
・松浦李恵(宝塚大学 東京メディア芸術学部 助教)
・YANAMi(やなみ)(イラストレーター/専門学校講師)
・中川譲(宝塚大学東京メディア芸術学部 特任教授)
【主催】
女性表現者の自由研究会
【共催・後援】
AFEE(エンターテインメント表現の自由の会)女性支部・千住コンテンツ会
【協賛】
コンテンツ文化研究会
【取材・お問い合わせ先】
女性表現者の自由研究会 : freedomwomen.2024@gmail.com
>