新年明けましておめでとうございます。
皆様にはお健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年「児童ポルノ禁止法の改正案」が成立いたしました。
改正案は、当会の設立当初からの目標であった「創作物規制の排除」「現行定義のままでの単純所持規制」の2点をクリアしておりました。
改正された定義については曖昧さがやはり残っており、カバーができていないと思われる部分も残されているように感じますが、納得はできるものであったと考えております。
法案を審議してくださった議員の皆様や、議論に関わってくださった皆様に改めて感謝をいたします。
また、昨年度末には衆議院議員総選挙がありました。
様々な方のご尽力もあり、この問題に対し一定の理解をしてくださる政治関係者は当会の発足当時である2008年とは比較にならないほど増えております。
無論、各先生の当落に喜んだり、胸を痛めたりする事はこれからも続くとは思いますが、全体として考えれば1度や2度の選挙の結果に一喜一憂するような状況では既にありません。
これで表現規制問題は全く安泰かと言われると否ではあるのですが、これは非常に大きな成果であると考えております。
ただ、負担も比例して上がっており、資金・人員の両面でこれを維持する事が困難になってきております。
当会もギリギリまで活動力を落とさぬよう努力はいたしますが、創立6周年のご挨拶でも申し上げたとおり、増大した従来の活動に加えて、準備期間を含めての7年間の活動によるダメージは大きく、皆様のこれまで以上のご支援なしには活動を成り立たせる事は難しいというのが正直なところです。
表現規制を巡る環境は常に変わっており、取れる手段も当会のメンバーの状況も7年前とは全く異なっております。
Face to Face でのコミニケーションを重視していくという基本的な方針に変更はありませんが、今年度は活動を少しずつ変えていくつもりでおります。
ご参加やご協力をしていただける方は、お気軽にご連絡いただければと思います。
今年も、皆様のより一層のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
コンテンツ文化研究会一同